花輪ばやしのイラスト

豪華絢爛!鹿角市の伝統「花輪ばやし」──親子で感じる熱気と文化

2025年7月8日

鹿角市の誇る祭り「花輪ばやし」とは?

秋田県鹿角市で毎年8月19日・20日に開催される「花輪ばやし」は、地域の人々にとって特別な意味を持つ伝統行事です。日本三大はやしの1つとして、300年以上の歴史を持つこのお祭りは、2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

見どころは10台の絢爛な屋台

花輪ばやしの最大の見どころは、10町内から繰り出される豪華な屋台です。昼間に見るその装飾も見事ですが、夜になると提灯に明かりが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。勇壮な囃子とともに練り歩くその様子は、まさに「動く美術館」とも呼ばれるほど。

子どもも楽しめる!体験と参加のチャンスも

地元の子どもたちが太鼓や笛を演奏する姿も、このお祭りの大きな魅力です。各町内では、地域の子どもたちが練習を重ね、祭り当日に屋台に乗って演奏するという伝統が受け継がれています。観光客でも、事前に申し込みをすれば太鼓体験などが可能なケースもあるので、親子での参加を検討するのもおすすめです。

地元 鹿角市の花輪地区に住む人は、子どもも大人も、お囃子のメロディーは口ずさめるほど。

屋台の練り歩く道は出店が並び、子どもたちが毎年楽しみにしている歩行者天国となります。

交通アクセス・宿泊情報

JR鹿角花輪駅から徒歩圏内で観覧可能なため、アクセスも良好です。例年、周辺の宿泊施設は早くから予約で埋まるため、訪問を検討されている方は早めの計画をおすすめします。

地域の誇りを未来へ──花輪ばやしのこれから

花輪ばやしは、単なるお祭りではなく、地域の絆や文化を次世代へとつなぐ貴重な機会でもあります。こうした伝統文化を支えるためには、多くの人の理解と協力が欠かせません。観光客として訪れるだけでなく、少しでも関わってみることで、より深い感動が得られるはずです。


※このコラムは、地域イベント「しごとーーい かづの」の関連情報としても活用されます。